東京農業大学の取り組み

1月28日「一献の系譜」チャリティー上映会開催

「令和6年能登半島地震」被災地域復興を支援

東京農業大学(東京都世田谷区)は1月28日、「令和6年能登半島地震」復興支援を目的として、映画「一献の系譜」チャリティー上映会を開催する。チャリティー上映会の収益は全て「令和6年能登半島地震」復興支援「ほくりく未来基金」に寄付される。

映画「一献の系譜」(石井かほり監督)は、石川県能登半島で古来、酒造りをなりわいとしてきた技能集団「能登杜氏」の仕事を描くオムニバスドキュメンタリー映画。

同大学は日本酒を含めた酒造を研究対象とする醸造科学科を擁し、石川県の酒造メーカーに多くの卒業生を輩出している。

また、石川県と「世界農業遺産を通じた国際貢献に関する連携協定」を締結しており、教育プログラム等の展開を通じて人材育成による開発途上国の地域活性化に取り組んでいる。

こうした中、能登地域の住民との対話を受けて同大学の有志による運営の下、チャリティー上映会の開催が決定した。  

上映会では冒頭、同大学の江口文陽学長がビデオでメッセージを伝える他、同大学グローバル連携センターの宮浦理恵副センター長が趣旨説明を行う予定。石井かほり監督も上映会への「想い」を語ることになっている。

映画の上映後には、里山まるごとホテル(石川県輪島市)の山本亮代表取締役が令和6年能登半島地震による地域の現状について説明することに加え、同大学の矢野加奈子非常勤講師をファシリテーターに、「復興に向けて わたしたちが今できること、未来のためにできること」と題して、復興へのアクションを考える機会も設ける。  

概要は次の通り。

【日時】1月28日午後1時~午後4時30分

【場所】同大学世田谷キャンパス・百周年記念講堂

【協力】里山まるごとホテル・山本亮代表取締役、合同会社plough・本多秀行共同代表、合同会社流域共創研究所だんどり、ライター・地主恵亮氏

【参加方法】事前申し込み不要

【料金】一般:一口千円、大学生・高校生・中学生:5百円、小学生以下無料

上映鑑賞のみの参加も可能。  

当日は上映会開催に合わせて能登商品の予約販売「買って応援!能登復興支援」も実施する。予約販売のみの参加もできる。  

同大学は1953年に醸造学科(現醸造科学科)を設立し、日本酒製造に関する科学・技術的研究に取り組み、造り酒屋の後継者養成に努めている。同大学の卒業生は広く醸造界で活躍しており、特に、国内における造り酒屋の約5割で同大学の卒業生が活躍しているとされる。  

一方、同大学は2022年3月10日、石川県と「世界農業遺産を通じた国際貢献に関する連携協定」を締結した。  

石川県能登地域(能登の里山里海)は2011年に日本で初めて国連食糧農業機関(FAO)による「世界農業遺産」に認定されており、この認定を契機としてさまざまな地域振興の取り組みが進んでいる。また、同大学は世界32カ国・地域、44の大学と協定を結び、国際的な教育研究・協力活動を通じ、食料・環境・健康・バイオマスエネルギー分野での諸問題の解決に貢献できる人材育成に取り組んでいる。  

両者の連携によって、「世界農業遺産」の認定効果が農業や観光業の振興に波及する石川県のノウハウを活用し、留学生を対象にした農家民宿や農産物直売所の経営を実践的に学ぶインターンシップ研修「国際教育プログラム(CIEP)」を構築。同プログラムを通じて、人材育成による開発途上国の地域活性化に取り組んでいる。

同大学では今回の上映会について「参加者が能登地域を知り、関心を強めることで、継続的な支援の輪が広がっていくことを願っている。会場は千人が入場できる世田谷キャンパスの百周年記念講堂。全国から一人でも多くの人に参加してほしい」と呼び掛けている。

上映会や予約販売の出店情報などの詳細は同大学のホームページ(https://www.nodai.ac.jp/)、X(@nodaipr )まで。