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記事2020年7月3日 2525号 (1面) 
大学の学部設置など計31校、今年4月届け出分公表
来春開設予定

 文部科学省はこのほど令和3年度開設予定の大学の学部等の設置届け出状況を公表した。公私立大学の学部・学科の設置等は基本的に申請が必要だが、学位の種類や分野を変更しない要件に該当すれば、届け出で済む。

 今年4月に届け出があったのは、(1)公立大学の学部の設置1校、(2)私立大学の学部の設置が7校、(3)公立短期大学の学科の設置が1校、(4)私立短大の学科の設置が1校、(5)私立大学の学部の学科の設置が7校、(6)公立大学大学院の研究科の設置が1校、(7)私立大学大学院の研究科の設置が4校、(8)公立大学大学院の研究科の専攻の設置または課程の変更が2校、私立大学大学院の研究科の専攻の設置または課程の変更が7校の合計31校。このうち私立関係の届け出を見ると

 私立大学の学部設置では、総合政策学部等の定員減により現代社会学部を開設する(東北文化学園大学)、理工学部の廃止、総合政策学部等の定員減により理学部、工学部、生命環境学部、建築学部を開設(関西学院大学)、総合政策学部については、島根県立大学でも総合政策学部を廃止、国際関係学部、地域政策学部を開設するなどの動きも見られた。大学の学部の学科設置では、動物看護学科の定員を減らして動物人間関係学科を設置する届け出(ヤマザキ動物看護大学)があった。

 短大の学科設置では、ライフデザイン総合学科を廃止し、栄養学科、ライフデザイン学科としている(大阪国際大学短期大学部)といった届け出があった。

 大学院の研究科の専攻設置または課程変更では、未来科学研究科のロボット・メカトロニクス学専攻や電気電子工学専攻等の定員を減少させ、工学研究科や理工学研究科を設置する(東京電機大学大学院)動きや、富山県立大学大学院では工学研究科の五つの専攻を廃止、総合工学専攻と大くくりにしている。
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