文部科学省は平成２７年１２月１５日、「職業実践力育成プログラム」（ＢＰ）の制度創設後、初の認定を行った。 　この制度は、大学・大学院・短期大学・高等専門学校（高専）において社会人の職業に必要な能力向上を図る機会拡大を目的に、社会人や企業等のニーズに応じた実践的・専門的プログラムを、「職業実践力育成プログラム」として文部科学大臣が認定するもの。 　初回認定では約２カ月間公募、１３８課程の申請があり、審査を経て１２３課程が認定された。学校種別認定数は、大学が１０９（国立３６、公立８、私立６５）、短期大学１３（公立２、私立１１）、高専１（国立）。 　正規課程・履修証明プログラム別では、大学院の修士課程など正規課程が４１、履修証明プログラムが８２だった。履修証明プログラムとは、各大学等において社会人等を対象に、大学等の教育研究資源を活かして体系的に編成された総時間数１２０時間以上の特別の課程のことで、修了者には各大学等から学校教育法の規定に基づくプログラムであること、その名称等を示した履修証明書が交付される。 　認定課程のテーマは、「女性活躍」３２、「地方創生（地域活性化）」３１、「中小企業活性化」２６、「非正規労働者のキャリアアップ」１１など。