日本私立小学校連合会（矢崎昭盛会長＝国本小学校長）は６月１３日、東京・市ヶ谷の私学会館で定期理事会を開催し、平成２５年度事業・決算報告および２６年度事業計画・予算を協議、承認した。また、役員改選では矢崎会長が引き続き会長に選出され承認された。

　あいさつの中で、矢崎会長は私学の独自性を失わせるようなこと、例えば道徳教育の面で教科書を指定するようなことはするべきではないとし、私学の独自性の重要性について強調した。

　２６年度は私立小学校の自主性と公共性を発揮し、私立小学校の充実向上を図るために、研修・研究と私学振興事業の推進に努める。２６年度経常費補助の児童１人当たりの単価は前年度と比べて１・２％増の３０万７９５７円となった。同連合会は文部科学省をはじめ、関係機関等と緊密な連携を取りながら、２７年度私立学校関係政府予算対策活動を積極的に推進していく方針だ。また、東日本大震災等の復旧・復興支援については、前年度に引き続き、私立学校の復旧・復興支援のために国会等へ要望活動を行っていく。

　２６年度の今後の研修会は次の通り。【全国研修会】▽全国教員夏季研修会＝８月１９〜２１日（ホテルニューオータニ大阪ほか）▽全国教頭研修会＝８月１８〜１９日（ホテルニューオータニ大阪）▽全国幹部研修会＝１２月４〜６日（新横浜プリンスホテル）【地区研修会】▽北海道・東北地区教員研修会＝１０月１７日（仙台白百合学園小学校）▽九州地区教員研修会＝１０月１７〜１８日（福岡雙葉小学校）▽関東地区教員研修会＝１１月１５日（湘南学園小学校）

　また、役員表彰では、常任理事、副会長、会長を計８年間務めた清水良一氏（立教女学院小学校）と、常任理事を６年間務めた加藤三明氏（慶應義塾幼稚舎）が表彰された。