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記事2014年2月13日 2296号 (1面) 
文部科学省、高校教育改革の推進状況公表
中高一貫教育校450校に 来年度以降私立で増加の見通し

 文部科学省はこのほど、「高等学校教育の改革に関する推進状況」を公表した。毎年、中高一貫教育校や総合学科、単位制高校等の設置状況等を公表しているもので、それによると、中高一貫教育校は平成25年度現在、全国で450校となり、平成11年、同省による中高一貫教育制度が創設された際、目標とされた全国で500校までに50校となった。東京の私立中学高校では今年度以降、東京都に中学高校一貫校としての届け出をする予定で、ここ一、二年で500校の目標を大きく超える見通しだ。

 平成25年度現在の中高一貫教育校450校の内訳は、連携型が82校、併設型が318校、中等教育学校が50校。また国公私立別は、公立が184校、私立が261校、国立が5校、前年度と比べて国公立校の増加は見られなかった。25年度現在公立の一貫校がないのは富山県と鳥取県のみ。

 今後、平成26年度から28年度にかけては、公立校で7校(山形県、福井県、長野県、長崎県、鹿児島県、札幌市、川崎市)の中高一貫教育校が設置される予定。

 また私立校に関しては既に明らかになっている分だけでも平成26年度以降、11校の中高一貫教育校が誕生する予定。

 このうち現在、多賀城市にある秀光中等教育学校は仙台市(宮城野校舎)に移転する計画。平成27年度開設。そのほか10校は全て併設型の中高一貫教育校となる。

 このほか普通教育と専門教育を総合的に行う総合学科の設置校は平成24年度の352校から25年度には363校に増加、単位制高校については24年度より14校増えて25年度には974校となっている。
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