TOP >>
バックナンバー一覧 >> 2014年11月13日号二ュース >> VIEW
記事2014年11月13日 2323号 (1面)
自由民主党の教育再生実行本部(遠藤利明本部長=衆議院議員)は、11月6日、東京・永田町の党本部で会合を開き、本部内に新たに、@高等教育、Aチーム学校、B特別支援教育の三部会を設置することを決めた。来年の5月か6月までに審議結果をまとめ、平成28年度概算要求の基となる、いわゆる骨太の方針≠ノ反映を図る方針。
このうち@の高等教育部会は、前文部科学副大臣の西川京子・衆議院議員が主査を務め、高等教育段階での教育の抜本的改革、地方創生に貢献する大学の在り方、各大学の強みや特色を生かした教育活動に対する適正な社会的評価の形成等を検討する。同部会に関して遠藤本部長は、「(中央教育審議会で検討中の)テストについてもまだ詰める部分があり、専門高校の高専化、インターンシップの単位認定、短大とコミュニティカレッジとの関係等の課題がある」と語った。この日は教育再生実行本部会合に続き高等教育部会の初会合が開かれ、黒田壽二・金沢工業大学学園長・総長が同大学での学部教育改革の取り組み等を説明、産官学連携で地方自治体の主導の必要性や学位プログラムを構築するための教学マネジメント体制の法的整備の重要性等を指摘した。
チーム学校部会は、元文部科学副大臣の福井照・衆議院議員が主査。組織マネジメントや学校を支えるスタッフ、地域と学校の連携の在り方等、学校の総合力を高める方策を検討する。
特別支援教育部会は、森まさこ・前女性活力・子育て支援担当・内閣府特命担当大臣が主査。
特別支援教育体制の充実強化、発達障害のある児童生徒等への支援や高校段階の特別支援教育の在り方等を検討する。
|
記事の著作権はすべて一般社団法人全私学新聞に帰属します。 無断での記事の転載、転用を禁じます。
|