日本私立小学校連合会は六月十四日、東京・市ヶ谷の私学会館で理事会を開催し、平成二十四年度事業等報告、二十五年度事業等計画案・予算案を協議・承認した。なお、清水良一会長が三月で校長を退いたため、同連合会の会長職を退任、理事会で副会長の矢崎昭盛氏（国本小学校長）が会長に、中村弘之氏（自由学園初等部長）が副会長に決まった。
　また、三人の役員退任に伴い、新たに岡崎一実氏（関東学院小学校長）、渡部裕一氏（郡山ザベリオ学園小学校長）が理事に、重永睦夫氏（東京都市大学付属小学校長）が監事に選任された。退任した役員の内、塩田征雄氏が役員表彰された。
　矢崎会長は感謝の意を表した上で「恩返しのつもりで頑張る」とあいさつした。
　同連合会は二十五年度の主な全国研修会では「全国教員夏季研修会」が八月二十日から二十二日まで、新横浜プリンスホテルほかで、「全国幹部研修会」が二十六年一月十六日から十八日までホテルオークラ神戸で開催される。今後開かれる地区研修会は次の通り。
　▽北海道・東北地区教員研修会（十月十八日、聖ドミニコ学院小学校）▽九州地区教員研修会（十月十八・十九日、長崎精道小学校・精道三川台小学校）▽関東地区教員研修会（十一月十六日、桐光学園小学校）
　私学振興については、私学予算獲得のため活動していく。二十五年度の児童一人当たりの経常費補助単価は三十万四千二百四十三円（前年度比一・〇％増）となった。