政府は平成２５年１２月１２日、平成２５年度補正予算案を閣議決定した。総額は約５兆５千億円。このうち文部科学省関係の合計額は、４１４８億円で、この中で私立学校関係事業は、�@高校生修学支援基金積み増し１９８億円�A国公私立学校施設の耐震化・老朽化対策等の推進２００７億円�B大学等における先端研究基盤（施設・設備）の整備３７２億円。�@の高校生修学支援基金の積み増しは、２６年度までの同基金が２５年度中にも資金が枯渇する恐れがあるため、２６年度末まで高等学校授業料減免事業等支援臨時特例交付金事業が継続できるよう基金を積み増すもの。同事業は大阪府や京都府など地方自治体の授業料減免事業、入学料減免事業、奨学金事業に活用されている。�Aの国公私立学校施設の耐震化・老朽化対策等の推進２００７億円の中の私立学校分は３０億円。対象は私立小学校から大学までの施設耐震改修事業、非構造部材の耐震対策、備蓄倉庫等防災安全機能を強化する事業で補助率は従来通り。�Bの事業の私立学校分は１５３億円。施設改造を伴う大型の研究・教育用の装置、マルチメディア施設改造工事等の整備に係る経費の一部を支援。また研究・教育用の設備、コンピュータ等ＩＴ教育設備に係る経費の一部を支援する。