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記事2013年11月23日 2290号 (1面)
私大振興協会 平成25年度末で解散決める
私大団体一本化へ使命果たしたと判断
日本私立大学振興協会(小倉勤会長=北陸大学理事長・学長)は、11月15日、東京・市ヶ谷の私学会館で開いた平成25年度秋季総会で平成25年度末をもって協会を解散することを決めた。
協会の設立の目的の「私立大学団体の統合」に向けた使命を十分果たし終え、私立大学団体の一本化は、昭和59年4月に設立された日本私立大学団体連合会が将来にわたってその任を果たす時期を迎えたとの判断から解散を決めたもの。
日本私立大学振興協会が発足したのは昭和59年1月。当時は私大団体が3団体あり、またそのいずれにも属さない大学が32大学あった。
その前年の昭和58年8月、当時の自由民主党文教部会からは私大3団体の統合が提案されていた。
そうした中、同協会は、私大団体の統合を目指していた当時の人見楠郎・昭和女子大学理事長や日下晃・武庫川学院理事長ら6人が発起人となって設立されたもので、未加盟校の受け皿となった。
日本私立大学振興協会の解散については、今年5月の総会で小倉会長が、会の在り方についての検討を提案、その後、会員大学の事務局長レベルでの協議、会員大学の意向確認等を経て、この日の解散決定となった。
現在、私大団体としては、日本私立大学協会、日本私立大学連盟があり、私大、私大団体に共通した重要事項の意思決定機関として、また対外的な窓口として日本私立大学団体連合会が設けられている。
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