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記事2013年11月13日 2289号 (1面) 
第61回全国私学教育研究集会大阪大会
私学教育の魅力を探る

 第61回全国私学教育研究集会大阪大会が10月24・25の両日、大阪市内のホテルに全国から私立中学高校の理事長、校長、教員ら約600人が参加して開催された。この研究集会は一般財団法人私学研修福祉会が主催、一般財団法人日本私学教育研究所が協力しているもので、今年は大阪私立中学校高等学校連合会、近畿私立中学高等学校連合会が実施を担当した。後援は大阪府、大阪市、日本私立中学高等学校連合会。今年の研究目標は「私学教育の魅力を探る〜夢探し夢実現を目指して〜」。

 初日は開会式に続いて吉田晋・日本私立中学高等学校連合会長と中川武夫・同研究所長による報告「教育政策と私学情勢について」や、井村雅代・一般社団法人井村シンクロクラブ代表理事による記念講演「教える力」、世界でもトップクラスの梅花中学高校チアリーディング部による元気一杯のパフォーマンスが披露された。2日目は私学経営や教育課程、法人管理事務運営など6部会での研究協議が行われた。

 このうち初日の開会式では、主催者を代表して吉田晋・日本私学教育研究所理事長があいさつし、「預かった生徒について責任をもって将来の夢や希望を実現するため努力している私立学校。我々が結束して日本のため、世界のため、まさにグローバル化社会のために頑張れる子供たちづくりをこれからもしていく決意で今日の大会に臨むことができた。今回の大阪大会を先生方の新たな教育への一歩として使って頂きたい」と語った。

 また実行委員長の山本綱義・近畿私立中学高等学校連合会長は、「若い教職員は心から夢や希望を持って教育に専念することが難しい時代だが、子供たちが大きな夢を探し、見つけ、実現させる教育をすることが私学教育の大きな魅力になることは必定。そのためには私学の教職員自らが大きな夢を持って努力することが最も大切」などと語った。

 続いて坪光正躬・大阪私立中学校高等学校連合会長が大阪には多彩な私学があることなどを紹介、歓迎の言葉を述べた。

 また大阪府の植田浩副知事が松井一郎知事の祝辞を代読した。(近く詳報)





来年は10月16・17日に東京で全国研究集会




 第62回の全国私学教育研究集会は平成26年10月16・17の両日、東京・品川区のグランドプリンスホテル新高輪国際館パミールで開かれる。


 研究目標は、「21世紀の教育を考える〜グローバル教育を目指して〜」で、全国の私立中学高校から理事長、校長、教員ら約千人が参加する。


 主催は一般財団法人私学研修福会、協力は一般財団法人日本私学教育研究所、実施は一般財団法人東京私立中学高等学校協会、後援は東京都など(予定)。研究集会では、私学経営、教育課程、法人管理事務運営、ICT活用、グローバル教育、環境教育、生徒支援教育の7部会が開かれ、講演や事例発表等を通じて、グローバル化時代の私学教育等について研究討議する。また三宅なほこ・東京大学大学院教育学研究科教授が、「新しい学び〜21世紀型スキルとは〜(仮題)」の演題で記念講演する。


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