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記事2013年1月23日 2261号 (1面) 
修士レベルの教員養成課程改善WG
論点整理案について討議
改めて基本的事項を検討
文部科学省の「修士レベルの教員養成課程の改善に関するワーキンググループ」(座長=村山紀昭・北海道教育大学名誉教授)は一月二十一日、同省内で第五回会合を開き、教職大学院の教育課程の見直し、教員養成系修士課程の改善、教職大学院における教員組織の見直し等について検討した。教職大学院の教育課程の見直しに関しては、論点整理案を中心に議論を進めた。同WGは、報告をまとめる時期だが、村山座長は「もう少し詰めていく必要がある」と語り、二月に開く予定のWGでさらに検討、一定のまとめをした後、親会議である「教員の資質能力向上に係る改善方策の実施に向けた協力者会議」(村山紀昭主査)で二回程度検討した後、最終報告をまとめる予定。この日示された論点は、教職大学院で養成する人材像、教職大学院の教育課程の見直し、共通に開設すべき授業科目(いわゆる「共通五領域」)、現職教員の大学院生とストレートマスター(※学部卒業後すぐに入学した大学院生)の履修形態で、改めて基本に関わる議論が展開された。このうち教職大学院で養成すべき人材像に関しては、これまではミドルリーダー(中堅教員)がメーンターゲットだったが、今後は対象を広げ、管理職候補者、ストレートマスターを加えた三層の人材を育成する計画。共通五領域に関しては、現職教員の大学院生とストレートマスターでは扱いを分け、現職教員に関しては柔軟性を持たせる方針などを確認した。
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