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記事2012年5月3日 2238号 (2面) 
私立専門学校等評価研究機構
5回目の第三者評価報告書
4校の評価結果を公表
 特定非営利活動法人私立専門学校等評価研究機構(茅野祐子理事長)は、四月二十六日、平成二十三年度の第三者評価報告書を公表した。
 専門学校に関しては、第三者による評価は義務付けられてはいないが、専門学校教育の質・水準の明確化などを目的に、東京の専門学校や行政関係者が平成十六年度に同機構を設立、十九年度から本格的な第三者評価が開始されている。
 二十三年度は大阪医療技術学園専門学校など大阪市内の四校の専門学校が第三者評価を受けた。
 同機構の第三者評価は、同機構が定めた評価基準と評価方法に基づき、評価を受ける学校が実施した自己点検・評価の結果が基礎資料となる。評価方法は、理念・目的・育成人材像、教育活動、教育成果、学生支援、教育環境、財務、社会貢献、法令等の遵守などの分野の四十七項目の点検項目に関して、「可(基準を満たしている)」または「否(基準を満たしていない)」のいずれかの判定を行い、学校全体の評価を示さない評価形式となっている。今回、いずれの学校もすべての点検項目について「可」の評価を受けた。各点検項目にはコメントが付され、その中で優れていると認められる点、改善を必要とする点などが具体的に記述されている。
 ただし専門学校にとって第三者評価は義務ではないこともあって、十九年度から二十三年度までの五年間に同機構の第三者評価を受けた専門学校は二十二校。同機構(рO3―3373―2914)は入会を常時受け付けており、自己点検ブックの販売なども行っている。
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