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記事2012年4月13日 2235号 (1面) 
文部科学省 学校の安全管理の取り組み状況調査結果公表
警備員配置 私立小・中学校では60%台
防犯監視システムは86・3%で
文部科学省は三月三十日、「学校の安全管理の取り組み状況に関する調査」結果を公表した。
 全国の国公私立小、中、高校、中等教育学校、特別支援学校、幼稚園を対象に、平成二十二年三月末時点で調べたもの。
 調査結果によると、出入り口を限定し、登下校時以外は原則施錠するなど、学校の敷地内への不審者の侵入防止の対応を取っている私立学校(門や塀に囲まれている場合)は九二・九%で、その中でも小学校では九八・四%の学校が対応を取っている。また、動線を、職員室等から見通しがよく、児童生徒が活動するスペースと峻別した位置に設置する工夫を行うなど、学校の敷地内での不審者の発見・排除のための対応を取っている私立学校は八五・二%。
 さらに警備員(夜間警備やボランティアによる巡回等を除く)を配置している私立学校は二二・三%で、小・中学校では六〇%台の配置率。
 国立学校の配置率は九九・三%、公立学校の配置率は一一・八%。
 防犯カメラやセンサー、インターホン、認証装置など防犯監視システムを整備している私立学校は八六・三%だった。
 国立学校は九六・六%、公立学校は七三・五%。
 さすまた、盾、催涙スプレー、ネットなど安全を守るための器具を整備している私立学校は七四・〇%で国公立学校の九〇%台を下回る状況だった。このほかAEDを設置している私立学校は全体の五七・七%、幼稚園を除くと設置率は各学校種とも九〇%以上。
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