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記事2012年3月3日 2231号 (2面) 
学校安全推進等に向けた 答申案を審議
指導時間の確保へ工夫促す
スポーツ・青少年分科会
 中央教育審議会のスポーツ・青少年分科会(分科会長=衞藤驕E恩賜財団母子愛育会日本子ども家庭総合研究所副所長)は二月二十七日、文部科学省内で会議を開き、スポーツ基本計画と学校安全の推進に関する計画の策定についての答申案を審議した。三月に開催予定の中教審総会に報告する。
 スポーツ基本計画についての答申案では、今後十年間を見通したスポーツ推進の基本方針として、@子どものスポーツ機会の充実Aライフステージに応じたスポーツ活動の推進B地域のスポーツ環境の整備C国際競技力の向上D国際交流・貢献の推進Eスポーツ界の透明性、公平・公正性の向上Fスポーツ界の好循環の創出―の七項目を設定。項目ごとに、政策目標を設定し、今後五年間に取り組むべき施策を示している。
 スポーツツーリズムの推進や、障害者の競技大会への参加等がスムーズにできるよう環境整備に取り組むことなども新たに盛り込んだ。
 学校安全の推進に関する計画については、@幼児児童生徒等の安全を取り巻く現状と課題A学校安全を推進するための方策B方策の効果的な推進に必要な事項―の三つの柱を立てている。答申案を審議してきた学校安全部会で、指導時間の確保策について、教科化などを含めた具体的な議論を求める意見も出たが、この日示された案では、朝の指導の時間やショートホームルーム、特別活動の時間等を工夫するなどの記述にとどまった。
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