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記事2011年2月23日 2196号 (1面) 
大学分科会も初会合 安西分科会長続投′める
中央教育審議会
 第六期中央教育審議会大学分科会は二月二十一日、今期の初会議を開き、委員三十三人が就任した。分科会長には、安西祐一郎・慶應義塾学事顧問が、副分科会長には、濱田純一・東京大学総長と、河田悌一・日本私立学校振興・共済事業団理事長が選ばれた。
 事務局からは、当面の審議事項として、教育の質の保証と向上の推進方策、大学の機能別の分化や連携に関する推進方策、大学の組織・経営基盤の強化などが挙げられた。このうち、大学教育の質の保証と向上などを中心に審議する部会として、「大学教育部会」を新たに設置することが決まった。その他、大学院部会、法科大学院特別委員会、認証評価機関に関する審査委員会が設置される。
 この日の会議には、鈴木寛・文部科学副大臣が出席。鈴木副大臣は「大学改革は大きな転換期を迎えている。大学が作り出す知と人材が大事だということに、国民の皆さんの理解を得るためにはどうすればいいか、一緒に考えていきたい」とした上で「当面は、質の保証と向上についての説明を早急にやっていくことが必要。大学が劇的に変わった、というメッセージを出していくことが肝要だ」と述べた。これを受け、安西分科会長も「今年はある程度具体策を出さなくてはならない。そういう時期に来ている」との考えを示した。
 分科会長、副分科会長を除くその他の委員は以下の通り(敬称略)。
 ▽浦野光人(ニチレイ代表取締役会長、経済同友会幹事、産業教育振興中央会理事長)▽金子元久(国立大学財務・経営センター教授、研究部長)▽北城恪太郎(日本アイ・ビー・エム最高顧問、経済同友会終身幹事、国際基督教大学理事長)▽長尾ひろみ(広島女学院大学長)▽菱沼典子(聖路加看護大学看護学部長兼看護学研究科長)▽宮崎緑(千葉商科大学教授、政策情報学部長)▽村松泰子(東京学芸大学長)▽有信睦弘(東京大学監事)▽樫谷隆夫(公認会計士・税理士)▽勝悦子(明治大学副学長)▽川嶋太津夫(神戸大学大学教育推進機構教授)▽北山禎介(三井住友フィナンシャルグループ取締役社長)▽佐々木雄太(愛知県立大学長)▽佐藤弘毅(目白学園理事長、目白大学・短期大学部学長)▽佐藤東洋士(桜美林学園理事長、桜美林大学長)▽島田尚信(UIゼンセン同盟副会長)▽清家篤(慶應義塾塾長)▽谷口功(熊本大学長)▽中込三郎(中込学園理事長、全国専修学校各種学校総連合会会長)▽中西友子(東京大学大学院農学生命科学研究科教授)▽中野正明(華頂短期大学長)▽林勇二郎(国立高等専門学校機構理事長)▽深尾京司(一橋大学経済研究所教授)▽宮田裕子(ユニリーバ・ジャパン・ホールディングス取締役人事総務本部長)▽山田信博(筑波大学長)▽吉田文(早稲田大学教育・総合科学学術院教授)▽川村隆(日立製作所会長)▽黒田壽二(金沢工業大学学園長・総長)▽小林雅之(東京大学大学総合教育研究センター教授)▽白井克彦(早稲田大学学事顧問)
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