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記事2010年8月3日 2178号 (2面) 
日私学保連 岡山で平成22年度総会・研修会開催
新延会長再選 法人化は当面、断念
ホームページ、10月に開設
 日本私立小学校中学校高等学校保護者会連合会は七月十五・十六の両日、岡山市内のホテルで平成二十二年度総会・研修会を開き、平成二十一年度事業報告・決算報告とともに、平成二十二年度事業計画の一部修正、二十二年度予算の一部補正を承認した。また任期満了に伴う役員改選で、新延克己会長の再選を決めた。任期は平成二十四年七月の総会まで。
 平成二十二年度事業計画のうち、一部修正を行うのは、過去五年、その是非を検討してきた連合会の法人化について、八割以上の賛成が得られないことから、当面、法人化は行わない、とした点。また青少年健全育成事業の一環として、高校生国際交流プログラムを支援、さらに情報提供の充実に向けてホームページの作成を行う点。ホームページに関しては、十月にも開設の予定。二十二年度予算の補正は、ホームページ作成・更新料や周年事業積立金の計上等のため。会則の一部文言の修正も承認した。
 議事に先立ち行われた開会式には岡山県の石井正弘知事(古谷博通副知事が代理出席)、岡ア豊県議会議長、日本私立中学高等学校連合会の吉田晋会長のほか、逢沢一郎衆議院議員、姫井由美子参議院議員らが出席した。
 二日目に行われた研修会では柴田一・就実大学前学長が「私学における伝統と創造―教育の備前型と備中型―」の演題で、続いて山中幸平・学校法人山中学園理事長が「私学の現状と課題―保護者に望みたいこと」の演題で、それぞれ講演した。この中で山中理事長は、建学の精神により設立された私立学校と教育の機会均等の観点から設立された公立学校では保護者会の役割も異なること、私立学校の場合、教育に関しては学校に任せることが大事なこと、幼さの目立つ子どもたちに関して保護者も学校と一緒になって自立について考えてほしいことなどを指摘した。
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