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記事2010年2月3日 2160号 (2面) 
文科省が高校の国際交流等公表
海外修学旅行オーストラリアが最多
姉妹校でも群を抜く人気

 文部科学省はこのほど、平成二十年度の高校等における国際交流等の状況に関する報告をまとめ、公表した。
 それによると、海外修学旅行を実施していた高校は、公立が四百四十七校(延べでは五百二十九校)、私立は四百九十六校(同八百二十八校)で、公私立を合わせると、全国で九百四十三校(同千三百五十七校)に上ることがわかった。参加生徒数は公私立合わせて十七万九千五百七十三人だった。このうち私立学校生は約十万人。
 行き先国別では、私立高校の場合、最も多いのがオーストラリア(延べ百六十九校、参加者数は二万二千七百六十五人)二位が米国(同百五十四校、一万八千六百九十二人)、三位が韓国(同八十二校、九千四百九十五人)だった。公立高校では、韓国、シンガポール、マレーシアがトップスリーだった。中学校段階で海外修学旅行を行う学校もあり、私立は延べ百九十三校、公立は同二十八校。小学校では、私立が十六校、公立はゼロだった。国立の中学、高校で海外修学旅行を実施していたのは全国で七校だった。
 一方、外国から学校訪問を伴う教育旅行を受け入れている私立高校は、二百八十九校(延べ四百七十校)で、三十二の国と地域から約一万二千人を受け入れていた。
 外国校と姉妹校関係を結んでいる私立高校は、四百二十四校(延べ千九十九校)で、相手国としては、オーストラリアが延べ二百六十八校で最多で、二位の米国(延べ百五十五校)を大きく引き離していた。

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