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記事2009年9月13日 2147号 (1面) 
文科省が高校改革進捗状況で報告書
中高一貫教育校370校に
単位制高校も増加著しく900校

 文部科学省はこのほど、高校教育の改革に関する進捗状況をまとめた報告を公表した。それによると平成十一年度の創設以降、増加を続けている中高一貫教育校は、前年度から三十三校増え二十一年度現在、全国で三百七十校となった。内訳は公立百六十八校、私立百九十七校、国立五校。
 来年度以降も三十三校(中等教育学校六校、併設型二十五校、連携型二校)の設置が予定・計画されている。内訳は、公立十八校、私立十五校。
 このうち公立学校は、中等教育学校が三校(東京二、岡山一)、併設型が十三校(東京、長野、滋賀各二、宮城、栃木、徳島、長崎、熊本、宮崎、川崎各一)、連携型が二校(兵庫、大分)。設置年度は未定が五校、二十二年度が九校、それ以降が四校。一方、私立は八戸聖ウルスラ中学・高校、盛岡白百合学園中学・高校、佐野日本大学中等教育学校、富士学苑中学・高校、松本秀峰中等教育学校、静岡県西遠女子学園中学・高校、静岡北中学・高校、四条畷学園中学・高校、岡山学芸館清秀中学・高校、リンデンホールスクール中高学部(仮称)、早稲田佐賀中学・高校、真和中学・高校、鹿児島純心女子中学・高校(以上が二十二年度設置予定)、熊本学園大学付属中学・高校、鎮西中学・高校(以上が二十三年度設置予定)。
 中高一貫教育校以外では、平成六年度に制度化された総合学科を設置している高校は二十一年度現在、三百四十四校。前年度と比べ十校増えていた。このうち私立高校は三十六校。また三十六校中六校が株式会社立校。
 十一年度から始まった単位制高校は、二十一年度現在、全国で九百校になった。前年度に比べ四十三校増えている。
 単位制高校は開設初年度の十一年度には二百七十校だったが、その後十年間で三倍強に広がった計算だ。このうち私立高校は百四十九校。その中で二十二校は株式会社立校となっている。

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