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記事2009年5月23日 2137号 (1面) 
教員免許更新制 21年度から本格実施
予備講習 履修試験の不合格は36人

 平成二十一年度から実施となる「教員免許更新制」は、十年ごとに三十時間の講習を受け、修了試験に合格しないと、教員免許状の効力が失われる(現職教員の場合)というものだが、更新講習は六月あたりから大学等で本格的に開始される。
 文部科学省は五月十八日、二十一年度に開設される免許状更新講習の五回目の認定を行ったが、これまでに免許状更新講習の開設者として合計四百九十一大学等が認定された。更新講習のうち必修領域(十二時間)では三百四大学等の八百八十講習が認定され、約十一万人(通信等を除く)、選択領域(十八時間)では四百七十八大学等の八千三百四十五講習が認定され、約十三万三千人の受講が可能となった。通信等による講習を含めると、受講可能者数は、大幅に増加する。同省は今後も追加認定を行う。
 一方、昨年度には二十一年度からの本番≠睨んで予備講習が行われ、必修講習と選択講習を合わせて四万五千三百十七人が受講したが、そのうち九八・八%の四万四千七百六十二人が履修認定を受けている。履修認定を受けられなかった教員もいたが、それは全体の〇・五五%の二百四十八人、うち欠席による受講時間不足等で認定されなかった教員が二百十二人いて、履修試験不合格者は全体の〇・〇八%、三十六人だった。

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