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記事2009年1月23日 2124号 (7面) 
大分、岐阜で私学振興大会
岐阜県
教育費公私間格差是正等決議
渡邉会長「私学振興に向け積極的に」
 岐阜県私学団体連合会(渡邉壽男会長=ながら幼稚園長)が昨年十一月二十七日、岐阜市・未来会館で「第十一回岐阜県私学振興大会」を開催した。渡邉会長は、私学はお互いに協力して行動しなければならない、とした上で、「(私学助成については)私学振興への政治的バックボーンが重要なカギとなる。(私学への)政治的支援を行ってもらえるように積極的に働きかけるべきだ」とあいさつした。また、「私学は、子供の立場に立って子供の幸せのために学校をつくった思いがある。魂をかけて一生懸命、人間教育を行っている。豊かな人間に育てていかなければならない」とあいさつした。
 これに対し来賓の西藤公司・同県副知事は、同県の私学が建学の精神の下に優秀な人材を育成していると高く評価した上で、「次代を担う人づくり、教育は重要な問題だと考えている。豊かな人間、体力など、総合的な力をはぐくむ教育環境が必要で、すべてが連携して取り組む必要がある。県としても私学振興にしっかり取り組む」とあいさつした。
 大会では、(1)私学は幼稚園から大学まで密接に連携を保ち、岐阜県教育の発展のために努める、(2)私学に入学を希望する児童生徒の保護者負担が軽減され、自由な学校選択ができるように教育費負担における公私間格差の是正に努める、(3)私学経営の一層の経営の健全化と教育環境の整備・充実を図るため、私学助成の拡充に向けて努力する――の三点を決議した。
 また、講演会では、村田善則・文部科学省高等教育局私学行政課長が「私学行政の現状と課題」と題し講演を行った。村田氏は、教育振興基本計画策定の経緯、基本的方向などを述べた上で、今後五年間で総合的・計画的に取り組むべき施策等について説明した。
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