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記事2008年6月23日 2102号 (1面) 
きずな強め発展″ト選の北元会長、決意新たに
私大振興協が春季総会
 日本私立大学振興協会は、六月五日、東京・市ヶ谷の私学会館で平成二十年度春季総会を開催した。任期満了に伴う役員改選では北元喜朗会長の再選を決めた。今年度も補助金等の要求など私立大学の振興充実についての事業に取り組む。
 今年度の事業のうち、日本私立大学団体連合会の事業への参画・協力としては、(1)私立大学の教育・研究の質的向上のための交流促進、(2)国の文教政策に係る私立大学側の要請・統一見解決定、(3)私立大学に係る補助金等の要求と配分方式の策定、(4)私立大学における管理運営の適正化の促進、(5)その他私立大学に共通する重要事項などの課題解決や政策推進に当たっていくことでいっそうの私立大学の振興充実を図る。
 また、協会独自の事業としては、会員校相互の提携協力により、それぞれの発展向上を図るため必要な情報・資料の提供交換、意見交換、会員校における教育研究・管理運営などについて相互発表を行うなどすることとしている。
 今回の総会では任期満了に伴う役員の改選が行われ、三期六年にわたり会長を務めてきた北元喜朗・北陸大学理事長から今回は白紙で臨むとの意向が示されていたが、満場一致で再選された。そのほかの役職も全員が再選された。
 北元会長は「加盟大学十二校が今まで以上にきずなを強めて相互の関係をしっかり確認し、意見も述べ合い、発展していかなければならない。各校は磨きをかけて、協会も各校も輝きを持ちたい」と抱負を述べた。
 その後、日塔喜一・新事務局長が最近の私学情勢について報告した。
 総会の議事終了後、小倉宗彦・松本大学副学長・大学事務局長から、「地方私立大学の現状と課題―地域密着型小規模私立大学からの報告―」の演題のもとに講演があった。
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