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記事2008年5月23日 2099号 (1面) 
日短協が春季定期総会開催
新会長に佐藤弘毅目白大学短大部理事長学長
9人の副会長人事も決まる
日本私立短期大学協会は、五月十三日、東京・千代田区のホテルニューオータニで平成二十年度春季定期総会を開催した。総会では平成十九年度事業報告及び収支決算報告、平成二十年度事業計画案、同予算案及び会費分担基準案等が審議され、いずれも承認された。また任期満了に伴う役員改選では新会長に佐藤弘毅・目白大学短期大学部理事長・学長が選ばれ、川並弘昭会長は名誉会長に就任した。
 佐藤会長は就任のあいさつの中で、「短期大学は今、大変難しい時期に差しかかっている。私ども自身によって短期大学の姿を描こうとしている大事な時期。非力ではあるが、みなさまのご支援をもって大任を果たしていきたい」と抱負を語った。
 総会には来賓として池坊保子・文部科学副大臣、田野瀬良太郎・衆議院議員・短期大学振興議員連盟幹事長が出席した。
 このほか文部科学省の中岡司・高等教育局大学振興課長から「短期大学をめぐる文教政策の現状について」の説明が行われ、二十年度からは現代GPと特色GPが統合され「質の高い大学教育推進プログラム」(教育GP)となることや、「戦略的大学連携支援事業」「社会人の学び直しニーズ対応教育推進プログラム」などが紹介された。また高等教育局私学部私学行政課の杉野剛課長からは、「今後の私学振興方策のあり方について」の説明が行われた。教員免許状の更新については初等中等教育局教職員課教員免許企画室の宮内健二室長が概要を説明した。
 議案審議では、中央教育審議会の審議動向が説明され、大学分科会の制度・教育部会で「学士課程教育の構築」に関する答申内容が固まってきたことから、今後、短期大学士課程についての審議を強く要望したことなどが報告された。
 また昨年十一月に日短協に設置された短期大学教育の充実に関する検討特別委員会からの報告では、会員校向けに実施された「『今後の私立短期大学の在り方』に関するご意見伺い」に関して現時点で二百二十八校から回答が寄せられたこと、秋季定期総会までに意見の集約を図る予定が説明された。
 さらに保育士養成の在り方について同協会では、短大振興議員連盟の「短期大学の振興に関する第九次要望決議」に盛り込み、保育士の就労環境の改善などを要望していることが報告された。
 佐藤会長を補佐する日短協副会長は次の各氏。カッコ内は所属支部。▽和野内崇弘・札幌国際大学短期大学部理事長・学園長(北海道)▽関口修・郡山女子大学短期大学部理事長(東北)▽佐久間勝彦・千葉経済大学短期大学部理事長・学長(関東)▽森脇道子・自由が丘産能短期大学学長(東京)▽末岡熙章・名古屋経済大学短期大学部理事長・学長(中部)▽一谷宣宏・園田学園女子大学短期大学部理事長(近畿)▽関根秀和・大阪女学院短期大学院長・学長(大阪)▽ホビノ・サンミゲル・聖カタリナ大学短期大学部学長(中国・四国)▽福元裕二・佐賀短期大学理事長・学長(九州)。
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