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記事2008年4月23日 2097号 (5面) 
名城大と名古屋市立大が提携
学術交流に関する包括協定
先端機剥゙料開発拠点目指す
名城大学(下山宏学長、名古屋市天白区)は二月五日、同大学で名古屋市立大学(西野仁雄学長、名古屋市瑞穂区)と学術交流に関する包括協定を提携した。この提携は「教育・研究活動全般における交流及び連携を推進し、相互の教育・研究の一層の進展と地域社会及び国際社会の発展に寄与することを目的」とする。
 具体的には、教育・研究をはじめ、学部学生および大学院学生の教育・研究、教職員の相互交流、地域貢献に関すること、国内外の機関が協議し同意した連携事業などが、連携・協力事業に盛り込まれている。
 名城大学大学院理工学研究科と名古屋市立大学大学院医学研究科は、平成二十年度をめどに、ノーベル賞の有力候補に挙げられている名城大学の赤ア勇教授や飯島澄男教授が研究している半導体発光素子や感光体材料・ナノ材料技術と、名古屋市立大学の、国内外で評価の高い光医療の分野での技術とが連携し、新光源の創成技術と光医療技術を融合させ、先端機能材料開発拠点を目指す。
 光治療は、投薬治療や切開治療に比べ、体全体にダメージを与えないことや副作用が少ないことなどの特徴を持っており、アトピー性皮膚炎などの難治性皮膚炎疾患、眼科疾患、内視鏡診断治療などに関する最先端治療として、確固たる地位を築いている。
 この協定によって、将来的には医工連携教育を担う連携大学院の設置を目指しながら、高度先端医療工学の現場の中核となる人材育成が期待される。
 有効期間は五年間となっている。
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