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記事2008年11月3日 2114号 (1面) 
大学教育検討作業部会開く
WGの審議状況報告
13WG中、3つが活動開始
 中央教育審議会大学分科会の「大学教育の検討に関する作業部会」(座長=荻上紘一・独立行政法人大学評価・学位授与機構教授)の第二回会合が十月二十九日、文部科学省内で開かれ、同作業部会内に設置された十三のワーキンググループ(WG)の審議状況が報告された。十三のWGのうち検討を開始したのは、「OECD高等教育における学習成果の評価(AHELO)に関するWG」、「学位プログラム検討WG」、「質保証システム検討WG」の三つ。このうちAHELOに関するWGではOECDが計画している試行的試験に対してわが国は、工学分野などへの参加を決めたことなど、質保証システム検討WGについては十月二十四日に初会合を開き、設置基準、設置認可制度、評価、大学関係者による質保証など幅広く論点の検討を始めたこと、学位プログラム検討WGは十月二十九日に初会合を開き学位プログラムの実施に係る教育課程や実施体制などの検討課題についての議論を始めたことなどが報告された。安西委員(大学分科会長)からは、学位プログラムに関しては十分理解が得られていないことから、学位プログラムについての議論をまず大学分科会で行うことが必要だとの指摘があった。作業部会にはこのほか通信制と通学制に関する検討WG、高等教育規模分析WGなどが設置されている。
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