こちらから紙面PDFをご覧いただけます。



全私学新聞

TOP >> バックナンバー一覧 >> 2008年11月23日号二ュース >> VIEW

記事2008年11月23日 2117号 (6面) 
私学の特色ある行事
創立周年記念式典・学園祭を開催
【聖学院大学】
創立20周年記念式典開催
キリスト教精神基に平和を訴える

 聖学院大学(大木英夫理事長、埼玉県上尾市)の創立二十周年記念式典が十月三十一日、同学院大学チャペルで開催された。同学院は女子聖学院短期大学を前身に、「神を仰ぎ、人に仕う」のキリスト教精神と「聖学院大学の理念十カ条」に基づいて、教育・研究活動を続け、国際社会に貢献できる人材育成を行っている。また、二〇〇二年「聖学院教育憲章三カ条」を制定、実践している。
 大木理事長(写真)の式辞、久世了・キリスト教学校教育同盟理事長らが祝辞を述べた。
 阿久戸光晴・同学院大学長は謝辞の中で、「国際平和の尊さと人格・人権・生命の尊厳を訴え、国家のデモクラシー化・地方自治を推進し、次代を背負う若人たちが失敗と挫折を貴重な糧として常に立ち直って種々の課題に挑戦していける社会を築くべく、教育という種まきにまい進していく所存です」と述べた。

【東京女子学院】
芙蓉祭で手芸・美術展開く
いきいき脳フェスタ同時開催

 東京女子学院中学・高校(酒井A理事長・校長、東京都練馬区)は九月二十、二十一の両日、同校で学園祭「芙蓉祭」(写真)を開いた。当日は、「いきいき脳フェスタ2008in東京女子学院」も同時に開催された。芙蓉祭では、弦楽器演奏会、華道ミニ体験のほか、手芸、美術、書道、写真、華道など同校が力を入れている展示や、合唱、テニスなどのクラブ発表も行われた。
 同校は、右脳と左脳の調和のとれた教育を日ごろの教育の中で目指しており、初日では、志賀一雅・イプラス脳力開発トレーニング協会長が「学校でのメンタルトレーニングが今必要な理由」と題し、二日目には、内藤貴雄・米国公認オプトメトリストが「ビジョン(視覚)が及ぼす学習と発育への影響」と題し講演を行った。メンタルトレーニングを開発した志賀氏は、学校で実践した成功例を挙げて、右脳と左脳の発育との関係を、また、内藤氏は目の大切さとトレーニング方法について述べた。

【関東国際高校】
インターナショナル・フェスティバル
世界教室で異文化学ぶ

 関東国際高校(武田安宏校長、東京都渋谷区)は十月二十五、二十六の両日、同校で学園祭「インターナショナル・フェスティバル2008」を開催した。同校のモットーのwill be……==u私のなりたい」を目標に、生徒たちは展示、クラブ発表、「世界教室」など、盛りだくさんの行事に参加していた。
 「世界教室」は、同校が世界に向けて提唱している二十一世紀を担う国際的な若者の育成の場。世界約二十の国と地域に、高校生を中心とするネットワークを持ち、毎年一回、一堂に会し、異文化理解を深める体験学習を通して学んでいる。この日は、「食」を中心とした文化や、参加校を紹介する展示が行われていた。
 また、体育館では、吹奏楽、書道、体操、ダンス、演劇などの各部が日ごろの練習の成果を披露した。英語、韓国語、インドネシア語、タイ語、ベトナム語などの語学を体験できる多言語体験コーナーもあり、多くの人たちが参加していた。

【服部栄養専門学校】
食育の底力テーマに学園祭
料理講習会で著名料理人出演

 服部栄養専門学校(服部幸應理事長・校長、東京都渋谷区)の第五十一回学園祭が十一月八、九の二日間実施された。今年のテーマは「食育の底力=w地球再生・ゼロからの出発2』―日本回帰―目覚めよ 甦れ。『あの日の自然に』」。同校は十数年、栄養士・調理師教育の中に食育を導入してきたが、この日は料理講習会や作品展示を通して、安全・安心・健康な食生活に関する情報や役に立つヒントが発表された。
 料理講習会の講師として、田中健一郎(帝国ホテル取締役総料理長兼調理部長)、藤野真紀子(マキコフーズ・ステュディオ主宰)、村田吉弘(菊乃井主人)、フィリップ・ビゴ(ビゴの店・オーナーシェフ)、片岡護(リストランテ アルポルト オーナーシェフ)、陳建一(赤坂四川飯店オーナーシェフ)、田村隆(つきぢ田村三代目)、三國清三(オテル・ドゥ・ミクニ・オナーシェフ)の各氏が出演した(写真は野田屋東庖会のうなぎ料理講習会)。また、トークショーでは、服部理事長・校長や料理評論家の山本益博氏らが講演した。

【中央工学校】
飛鳥祭で多くの作品展示
お笑いゲストによる特別講演会

 中央工学校(堀口一秀校長、東京都北区)は十月二十五、二十六日の二日間、同校で「轍〜わだち〜」をテーマに、「第四十三回飛鳥祭」を催した。同校は平成二十一年度創立百周年を迎える。このテーマには、人材教育を伝統から学び、輝かしい未来を切り開いていくことに対する期待が込められている。
 飛鳥祭には両日で、延べ約三千人の学生と教職員が運営・参加し、会場は参観者で連日にぎわった。
 学生バンドライブ、お笑いゲストライブ、ダンス大会、松本秀樹さんによる特別講演会「犬と人間のより良い生活」、中央工ミス・ミスターコンテストなどが行われ、会場は観客で満員となるほどだった。
 展示では、多くの学生の作品が出品されていた。通信講座(竹内敏信塾長)の全国の受講生から寄せられた風景写真を展示している「竹内敏信の新・風景写真塾展」(写真)では、力作がそろっていた。
記事の著作権はすべて一般社団法人全私学新聞に帰属します。
無断での記事の転載、転用を禁じます。
一般社団法人全私学新聞 〒102-0074 東京都千代田区九段南 2-4-9 第三早川屋ビル4階/TEL 03-3265-7551
Copyright(C) 一般社団法人全私学新聞