来年度の「第五十七回全国私学教育研究集会山陰大会」は十月二十二・二十三日の両日、島根県松江市の島根県民会館と鳥取県米子市の米子コンベンションセンター等を会場に開かれる。「これからの人材育成をめざして――悠久の地から私学教育の未来を考える」が研究目標。主催は財団法人日本私学教育研究所、財団法人私学研修福祉会。後援は日本私立中学高等学校連合会、島根県、松江市、鳥取県、米子市。実施は島根県私立中学高等学校連盟、社団法人鳥取県私立学校協会、中国・四国地区私立中学高等学校連合会。
　初日の全体会（松江会場）では開会式、私学教育への取り組みについてと題した報告、記念講演等が行われる。このうち報告では日私中高連や日私教研が進めている私学振興に関する事業等が説明される。記念講演の講師は養老孟司・東京大学名誉教授の予定。保護者を含め約八百人が参加する予定。二日目は六部会での研究協議。私立中学高校の教職員約七百人が参加する予定。(1)学校経営部会(2)教育課程部会(3)特色教育部会(4)福祉教育部会は松江会場。(5)学校評価部会(6)生徒指導部会は米子会場。また米子会場では教員免許状更新講習会が開かれる。更新講習は十月二十三・二十四の二日間に、三十時間のうち「教育の最新事情に関する事項（十二時間）」を受講できる。受講者は中国・四国地区の教員、募集人員は百人。申し込み多数の場合は抽選。
　更新講習自体は十月二十三・二十四の二日間だが、更新講習参加者は全国研究集会の参加者でもあるため、十月二十二日の全体会にも出席する。