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記事2008年10月13日 2112号 (6面) 
中込三郎CHARITY写真展
中国・四川の小学生に画材を送ろう
子供の心のケアのために
 「中込三郎CHARITY写真展 四川の小学生に画材を送ろう」(後援=中国大使館文化部)が九月二十三日から二十八日まで東京・青山のアートスペースリビーナで開かれた。中込三郎氏(東洋美術学校理事長・校長、東京都新宿区)は訪中百二十五回以上を数えるが、この写真展は、その中で撮ったものから三十点ほど選んだもの。
 中込氏は「この写真展は中国・四川の被災した小学生の子供たちの心のケアのために、画材を送るチャリティ展とさせていただいたものです。写真の売り上げ全てと、皆さまの温かい気持ちによって、子供たちが明るく元気になってくれることための一助となれば幸い」と写真展への思いを語った。
 初日にはオープニングパーティーが行われ、チャリティに賛同する多数の人たちが集まった。
 最終日の二十八日には、塩谷立文部科学大臣が訪れ、写真を一枚一枚じっくり鑑賞し、中込氏に、写真を撮った状況などさまざまなことを質問していた。とりわけ、岁月留痕(「歳月の跡」世界遺産安徽省黄山宏村)と桃花源里(「桃源郷」桂林・漓江)の二作品に見入っていた。
 中込氏は「電線と人がいる所の写真は好きではない」との基本的な考えで、中国の桂林、雲南省、湖南省といった奥地まで赴いて、普通では撮れそうもない所で動物、建物、広西チワン族、漁民など現地の様子を写真に収めている。
 中込氏とは高校時代同級生の大谷光真氏(浄土真宗本願寺派門主 本願寺派本願寺住職)は、「これだけ撮るのは大変だったと思う」、また、小林光俊・東京都専修学校各種学校協会長(敬心学園理事長)は「プロ級の腕前だと思う」と感想を述べていた。
 展示場には、中国の民族衣装が用意されており、試着して記念撮影をしている人たちも多数みられた。

中込氏と塩谷文科大臣


募金をする塩谷文科大臣

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