文部科学省はこのほど「平成十九年度学校基本調査速報」を公表した。校種ごとの状況を今号から数回に分けて掲載する。一回目は中学校・高校について。
　（中学校）中学校数は国公私立合わせて一万九百五十五校。このうち国立が七十六校、公立が一万百五十校、私立が七百二十九校。国立の学校数に増減はなかったが、公立は四十校減少し、私立は三校増えていた。
　在学者数は、国公私立合わせて三百六十一万四千五百五十二人。学校数は減っていたが、生徒数は公立が六千七百五十七人増えて三百三十二万七千五百二十九人、私立は六千四百四十七人増えて二十五万三千七百九十五人。国立は百七十九人減って三万三千二百二十八人となった。
　全体に占める私立中学校のシェアは、学校数で六・七％、在学者数で七・〇％。前年度と比べると、それぞれ〇・一％上昇している。
　（高校）高校の学校数は国公私立合わせて五千三百十三校で前年度比七十二校の減少。
　設置者別内訳は、国立が十五校、公立が三千九百七十六校、私立が一千三百二十二校で、公立が六十九校の減少、私立は三校の減少にとどまった。
　在学者数は国公私立合わせて三百四十万六千三百四十三人で、うち私立は百一万三千三百九十二人。前年度比では私立は二万四千八百九十人の減少、公立は六万三千二百九十五人の減少。国立は十五人の増加。
　私立高校のシェアは学校数で二四・九％（前年度比〇・三ポイント増）、在学者数で二九・八％（同〇・一ポイント増）。
　中等教育学校は国公私立学校とも学校数、在学者数は増加していた。
　高等学校等への進学率は九七・七％で前年度と同率。高卒者の大学等への進学率は五一・二％で過去最高を記録した。