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記事2007年6月13日 2067号 (2面) 
18年度補助金配分状況文科省公表
高校平均単価31万3千円
都道府県私学経常費助成微減
文部科学省はこのほど、「平成18年度私立高等学校等経常費助成費補助金」(一般補助)の配分状況を公表した。

 それによると、私立の高校(全日制・定時制)、中等教育学校、中学校、小学校、幼稚園、高校(広域以外の通信制)に支出された都道府県の平成十八年度経常費助成の総額は六千七十一億四千四百五十四万九千八百九円で、それに対する国の補助金は、総額で九百九億九千百三十八万円だった。
 前年度と比べると各都道府県の私立学校経常費助成の総額は、約二億七千万円(〇・〇四%)減額していたが、国の補助金交付額は約四億三千五百万円(〇・四八%)増額していた。
 文部科学省の「私立高等学校等経常費助成費補助金」は、各都道府県の私立学校への経常費助成に対する補助金で、そのうち一般補助は補助金の約九割を占める骨格的なもの。そのほかに特別補助がある。校種別に生徒等一人当たり都道府県補助単価とそれに対する国の補助単価をみると――。
 高校(全日制・定時制)の都道府県補助単価の平均額は三十一万三千九十九円で、それに対する国の平均補助単価は四万八千七十三円だった。
 都道府県の私立学校経常費助成で生徒一人当たり単価が最も高かったのは昨年に引き続いて鳥取県で、四十三万一千五百円だった(国の補助額は六万五千八百七十七円)。最も低かったのは保護者の教育費負担軽減事業に力を注ぐ埼玉県で、補助単価は二十二万八千百六十三円だった。
 そのほかの校種に関して、都道府県補助金の生徒等一人当たり単価(カッコ内は国の補助単価)をみると、中等教育学校が二十六万七千八百五十七円(うち国の補助額は四万一千三百六十九円)、中学校が二十七万四千五百十五円(同四万五千六百四十九円)、小学校が二十四万六千七円(同四万三百三十八円)、幼稚園が十五万五千二百二十二円(同二万三千五百八十五円)、広域以外の高校通信制課程が五万七百六十二円(六千九百七十二円)。
 鳥取県に関しては、中学校の補助単価は高校と同額の四十三万一千五百円だった。幼稚園では京都府(十八万四千九百一円)と群馬県(十八万三千九百五十七円)の補助単価が最も高い十八万円台に乗っていた。

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