学校法人昭和女子大学（人見楷子理事長、東京都世田谷区）は五月二十一日、同大学学園本部で「平井前学長に感謝し、坂東新学長の就任を祝う会」を開催、来賓や教職員ら多数参加した。
　平井聖前学長は一九九〇年、同大学大学院教授に就任、以来要職に就き同大学に尽力してきた。一方、四月一日、学長に就任した坂東眞理子学長は埼玉県副知事等を歴任している。
　人見理事長は、あいさつの中で、平井前学長に労いの言葉を送り、坂東学長に対しては「昭和女子大学にオリジナリティーを吹き込んでくださると信じています。教養と品格のある女性を世に送り出すように期待しています」と述べた。来賓の後藤祥子・日本女子大学長は、昭和女子大学の目覚しい発展とトルストイ的な人道主義的に基づく人材育成を高く評価し、女子大学としての連合と連帯を図っていくには、坂東学長のお力をお借りしたいとあいさつした。
　また、福田康夫・元内閣官房長官も駆けつけ、坂東学長に対し、「一層活躍し、羽ばたいてほしい。期待しています」と激励した。