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記事2007年3月3日 2058号 (7面) 
埼私学保連、設立総会
学校、保護者一体で振興運動
600人が参加
埼玉県私立小学校中学校高等学校保護者会連合会設立総会が二月十八日、さいたま市・大宮開成中学高校で開催された。会場には三十三校から保護者五百三十一人、学校関係者三十四人、計五百六十五人が集まった。設立総会では、役員選出、暫定会長・役員紹介、および十九年度事業計画・予算案などを承認したほか、私学が一体となって私学振興運動を展開する旨の設立宣言を満場一致で可決した。

 設立総会では、埼玉県私立小学校中学校高等学校保護者会連合会(略称=埼私学保連)、埼玉県私立中学高等学校協会、日本私立中学高等学校連合会および日本私立小学校中学校高等学校保護者会連合会(略称=日私学保連)とが良好な関係を維持し、一体となって私学振興運動を展開していくことを宣言した。
 埼私学保連は、県内の私立中学高校の保護者の会有志十二人が発起人となり、県父母の会(旧会)から離脱し、新たな連合会として設立された団体。昨年新たに設立された日私学保連への加盟を果たし、同中高協会とともに、私学助成運動および青少年健全育成をはじめとする私学振興運動を展開していく。
 発起人代表の佐藤年彦氏は、あいさつの中で埼私学保連を立ち上げた経緯を説明した上で、「中高協会と足並みをそろえて、私学振興運動を進めていく。この会を分かりやすいオープンなものにしていきたい」と意気込みを示した。
 来賓の稲田昌広・日私学保連会長は、「われわれは保護者の声を国や地方に届けるのが使命だ。教育費の公私間格差は四〜六倍となっているが、この公私間格差の是正が目的である。新時代の教育は私学から≠ニ思っている」とあいさつした。
 設立総会では、「私学助成運動や青少年健全育成などの私立学校振興には、県内の私学に通学する保護者のまとまりは欠かせないものであり、今後の県内・全国拡がりを企図する立場から埼玉県私立小学校中学校高等学校保護者会連合会は必要不可欠である。本会は、埼玉県私立中学高等学校協会・日本私立中学高等学校連合会・日本私立小学校中学校高等学校保護者会連合会等の関係団体と常に一体となって協力して活動を推進し、共通の目的達成に向けて運動を展開するため、県内各校からの強いご要望により、平成十九年度二月十八日に県内私立小学校・中学校・高等学校の現役保護者を中心とする県内組織として誕生した。二十一世紀を担う青少年の健全育成や児童・生徒の安全、防災、防犯問題等についても保護者間で情報を共有し、関係団体と相互に協力して、私立学校教育の充実・発展に寄与することを誓う」――ことを決議した。
 なお、暫定会長は佐藤氏に決まった。

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