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記事2007年12月23日 2086号 (1面)
文部科学省は十二月十四日、今年三月に国立の教員養成大学・学部(教員養成課程)を卒業した学生の就職状況を明らかにした。それによると、今年春、国立の教員養成大学・学部を卒業した一万百三十一人の内、教員となったのは五千七百六十八人、卒業者数全体の五六・九%で、昨年同期と比べ〇・七ポイントの増加が見られた。 教員就職者の五五%が正規採用、四五%が臨時的任用だった。 教員以外の就職者は卒業者全体の二〇・五%、大学院等への進学者は同二二・六%だった。国立の教員養成大学・学部の教員就職率は、教員採用数の減少とともに低下、平成十一年三月卒業者では三二%まで落ち込んだが、その後、採用数の増加、教員養成大学の定員減などから上昇傾向に転じた。ただし先行きは不透明。 国立大学の中で最も教員就職率が高かったのは、兵庫教育大学(七九・七%)で、以下、愛知教育大学、滋賀大学、長崎大学がいずれも七〇%台で続いた。 反対に最も教員就職率が低いのは秋田大学(三七・九%)、続いて琉球大学、岩手大学、宇都宮大学など。昨年同期と比べ教員就職率の上昇幅が最も大きかったのは宮城教育大学で一二・四ポイント。反対に最も低下したのが福島大学で一四・〇ポイントのダウン。
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