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記事2007年12月13日 2085号 (1面) 
日私中高連 次期会長に吉田晋氏
来年4月に就任組織の簡素化効率化の意向

吉田次期会長

日本私立中学高等学校連合会(田村哲夫会長=渋谷教育学園理事長)は、十二月十一日、東京・市ヶ谷の私学会館で全国理事会を開き、平成二十年度・二十一年度の会長に吉田晋副会長(富士見丘中学高校理事長・校長、東京・渋谷区)を決めた。候補者選衡委員会が満場一致で推挙したもので、来年三月の全国評議員会の承認をへて正式決定となる。
 田村会長は二期(一期は二年)での会長勇退を表明していた。
 吉田次期会長は五十五歳。現在、中高連では副会長、私学振興部会長を務め、田村会長とともに、政府・与党に対する私学関係予算折衝など私学振興対策の中心として活動してきた。
 全国理事会での決定を受けてあいさつに立った吉田次期会長は、私立中学高校の置かれている厳しい現状を指摘した上で、中高連組織の簡素化・効率化、情報の共有化の確立などの必要性を強調したが、詳細については、正式に会長に就任して以降に明らかにしたい、と語った。
 日私中高連では、この日、常任理事会、全国理事会、理事・監事・評議員・事務局長会議を相次いで開催し、平成二十年度私学関係政府予算対策等を協議したが、私学助成予算については公立義務教育学校の教員増問題の影響や骨太の方針などから厳しく不透明の状況となっていることから、出席の役員に与党国会議員への働きかけを強めるよう要請した。

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