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記事2006年6月3日 2024号 (1面) 
中高連総会 田村会長再選、日私教研効率化表明
私学助成制度を堅持充実
 日本私立中学高等学校連合会は五月三十日、東京・市ヶ谷の私学会館で全国理事会と全国評議員会を相次いで開催し、任期満了に伴う役員改選で平成十八・十九年度の会長に田村哲夫・渋谷教育学園理事長を満場一致で選出した。二期目。
 両会議で会務運営に当たっての所信を表明した田村会長は、第一に私学助成制度の堅持充実を図りたい考えを強調した。現在、政府・与党では歳出・歳入の一体的な改革が進展中だが、私学助成にとっても非常に厳しい環境となっている。同時に地方交付税制度の見直しも進んでおり、教育バウチャーの問題も出てきている。地方交付税制度の見直しに関しては積極的な対応の必要性を強調、教育バウチャー問題に関しては、教育バウチャー制度の下では生徒が来なくなれば学校が即潰れてしまうことなどの問題点等をマスコミにも説明、理解を得ていきたいとした。一方、中高連の組織に関しては、私立中学高校の生徒数は今後、減少が見込まれることから、同連合会と財団法人日本私学教育研究所の運営の効率化を進める考えを明らかにした。
 中高連に関しては特に政府等の改革のスピードが速いことから意思決定の迅速化・透明化を図る。研究所に関しては、大改革が必要との認識を示し、平成十八年度中には、ある程度の改革の方向性を示したいとした。
 中高連の平成十八・十九年度副会長、監事は次の各氏。
(副会長)▽森本正夫・北海学園理事長▽千葉満・千葉学園高校理事長・校長▽堀井基章・堀井学園理事長▽吉田晋・富士見丘中学校高校理事長・校長▽村瀬忠雄・東海学園理事長▽緒方正倫・京都女子中学高校長▽二宮義人・広陵学園理事長▽片岡至・新田高校長▽上田祐規・鎮西高校理事長・校長
(監事)▽高木茂・高木学園女子高校長▽清水哲雄・鴎友学園女子中学校高校長▽小林健治・長野女子高校長(近く詳報)

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