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記事2006年6月13日 2025号 (3面) 
称号から資格認定へ 観光ビジネス実務士も新設
全国大学実務教育協会総会
 全国大学実務教育協会(会長=和野内崇弘・札幌国際大学理事長・学園長)は六月九日、アルカディア市ヶ谷(東京・千代田区)で平成十八年度通常総会を開催した。今年度より、同会が認定してきた「称号」を「資格」と改めることが決まった。これにより新たに今年度から創設された「観光ビジネス実務士」を含め、二十の資格認定証を発行することとなった。
 和野内会長は秘書士の商標登録が認められたことに触れながら「商標登録ができたということだけではなく、この教育が有益であるということ、多くの会員校や私たちの活動が認められたということであり感慨深い。日本の大学教育の中に実務教育を確立していきたい」と話した。
 同会では発足の翌年、昭和四十九年より秘書士称号などの認定を行ってきたが、今年度から同会会則を改正しそれらの「称号」を「資格」に改める。学識的、名誉的なものとしての称号より、資格の方が実学、職業に結びつくイメージとなる。また観光ビジネスの実務に関する基礎的・専門的知識に加え、それに必要とされる技術を修得できる「観光ビジネス実務士」の資格認定制度を設置することも決まった。今年度からの施行となっている。
 このほか今年度の事業計画では、法人化の調査研究、実務教育優秀教員表彰の実施、加盟校に対するITテストの実施・分析・調査研究などに取り組んでいく。

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