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記事2006年5月3日 2020号 (2面) 
直轄研修会始まる 6月8・9日の私学経営皮切りに
(財)日本私学教育研究所
教育課程や国際教育など
パネル討議等通じ明日の教育研究
 財団法人日本私学教育研究所の平成十八年度直轄研修会が六月八・九の両日、青森市内で開かれる「私学経営研修会」を皮切りにスタートする。主催は財団法人私学研修福祉会。六月中だけでも私学経営のほか、「私学の教育課程研修会」「数学科研修会」「国際教育研修会」「外国語研修会」が開かれ、いよいよ研修シーズンの幕開けとなる。

 「私学経営研修会」は、「私学の挑戦と新たな使命U――多様性と独自性を展望する」を研究のねらいに、およそ百人の私立中学高校の理事長、校長らを集め開かれる。
 二日間の研修では、躍進著しい青森山田中学高校、青森大学の施設等を見学するほか、研究のねらいをテーマにパネル討議が開かれる。
 そのほか日本私立中学高等学校連合会の堀越克明前会長が現在の私学志向の基礎を造った私立学校振興助成法の制定当時の状況などについて講演。また同連合会の田村哲夫会長が最近の私立学校を取り巻く情勢などについて報告する。
 「私学の教育課程研修会」は六月十二・十三の両日、東京・市ヶ谷の私学会館で開かれる。期間中、「中高一貫教育」をテーマにパネル討議が行われるほか、分科会で中高一貫教育や特色あるコース・専門学科、総合学習・クロスカリキュラムの展開等を研究協議する。
 また天笠茂・千葉大学教育学部教授が、「カリキュラム・マネジメントのこれからのあり方」の演題で講演。野原明・文化女子大学附属杉並中学・高校長を講師に教育課程改訂の動きを読むと題した全体会も開かれる。
 「数学科研修会」は、六月二十二・二十三の両日、東京・市ヶ谷の私学会館ほかを会場に開かれる。感動の数学ショーを全国で展開しているサイエンスナビゲーター・桜井進氏が「和算がおしえてくれる魅惑の数学世界」の演題で講演。また香蘭女学校中学高校の大森隆夫副校長が「数学教育の底に流れるもの」をテーマに講演する。そのほか本郷中学高校で公開授業や桜井氏による模擬授業が行われる。海城中学高校、中央大学杉並高校の実践報告も。
 「国際教育研修会」は、六月二十二・二十三の両日、東京・市ヶ谷の私学会館で開かれる。国際教育の新展開をテーマにパネル討議が行われるほか、臨地研修としてカナダ大使館を訪ねる。三森ゆかり・つくば言語技術教育研究所長によるワークショップ「言語技術教育・国際社会に対応するために必要な日本語力」も行われる。
 「外国語研修会」は、六月二十六・二十七の両日、東京・市ヶ谷の私学会館で開かれる。これからの英語教育が目指すものを協議題にパネル討議などが行われる。
 そのほか大学教員による模擬授業やワークショップが実施される。

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