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記事2006年5月23日 2021号 (2面)
日本私立小学校連合会の平野吉三会長と福田景三郎常任理事は、四月二十四日、内閣府の国民生活審議会個人情報保護部会の第六回会合で私立小学校が現在抱えている子供の名簿の取り扱い等をめぐる問題等の実態を報告した。この中で日私小連は、「同法の施行で保護者等のプライバシーを最優先させる状況が生じたため、歯抜け状態の名簿しかできず、緊急連絡網が作れなくなった」「名簿を作成することになったが、個人情報保護のため教員が手作りしたため、作成・配布が非常に遅れた」「同窓会の連絡に支障が生じた」「子供同士のトラブルで親同士の話し合いができない」などの実情を報告。企業とは異なる、教育現場にふさわしい形での取り扱い指針などを要請した。その後、委員との意見交換が行われた。この日はこのほか慶應義塾が同窓会名簿の取り扱い状況について報告した。 |
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