学校法人東京成徳学園の木内四郎兵衛学園長（前理事長）が二月二十八日、肺炎のため死去した。八十九歳だった。
　学園葬は四月十四日、東京・文京区の護国寺桂昌殿で執り行われる。
　木内学園長は、大正五年、千葉県生まれ。東京文理科大学（現・筑波大学）地学科地理学専攻（理学博士）を修了後、昭和二十一年から同学園の経営に加わり、同学園の高校長職などを経て昭和五十年から同学園が八十周年を迎えた平成十七年まで学園の理事長を務めていた。
　その間、日本私立短期大学協会常任理事や社団法人東京都退職金社団（現・財団法人東京都私学財団）理事長など私学振興の活動にも積極的に関与、多大の貢献をし、藍綬褒章や勲三等旭日中綬章などを受けた。