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記事2006年2月13日 2012号 (1面) 
中高連 中学入学者選抜の適正化を文科省に要請
 日本私立中学高等学校連合会(田村哲夫会長)は、一月十七日、文部科学省に中学校における入学者選抜の適正な実施に向け、各都道府県等へ適正化を求める通知を発出するよう要請する文書を提出した。同連合会の吉田晋・私学振興部会長と實吉幹夫・義務教育委員会委員長が、銭谷眞美初等中等教育局長、前川喜平初等中等教育企画課長、坪田眞明児童生徒課長、金森越哉私学部長らを訪ね提出したもの。私立中学校の入学者選抜は、都道府県ごとに私学関係者が開始期日を申し合わせ、小学校の健全な運営に影響を及ぼさず児童に過重な負担をかけないよう実施されているが、一部の学校では入試期日の大幅な前倒しなどの動きがみられる。国立中学校でも私立中学校の選抜開始期日より早い時期に実施している学校もある。そのため要望書では中学校の入学者選抜は、一定の公平なルールに基づく円滑な実施が必要なこと、増加が続く公立中高一貫教育校で制度創設時の趣旨とは違い事実上、「適性検査」を含めて入学者選抜が実施されていることを指摘、小学校児童への配慮等に向け、平成五年二月に同省が高校入学者選抜の適正化を求めた通知に準じて、中学校の入学者選抜に関しても同様の通知を各都道府県等の関係機関に発出するよう要請した。
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