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記事2006年12月3日 2050号 (2面) 
私大協会が60周年記念祝賀会
人間教育推進など決意表明
森元首相も更なる発展期待
 日本私立大学協会(大沼淳会長=学校法人文化学園理事長)は、十一月三十日、東京・市ヶ谷の私学会館で「創立六十周年記念祝賀会」を開催した。国会・文部科学省・私学関係者ら六百人が出席、同協会の六十周年を祝った。祝賀会に先立って行われた記念式典では、大沼会長の式辞に続いて黒田壽二副会長が、加盟する私立大学三百七十一校が、協会六十周年に当たって、(1)建学の精神に基づく人間教育を推進し、日本と世界の新時代を開拓する青少年を育成する(2)高度で多様な学術研究を深め、新たな知の時代に相応しい大学像を創造する(3)高等教育に果たしてきた役割の重要性を再認識し、今日的視野にたった社会の活性化に貢献する――との決意表明を発表した。
 記念祝賀会では初めに大沼会長が挨拶に立ち、六十年前には考えられなかった、私立大学が高等教育の約八割を担う存在となり、我が国の教育や社会を支えてきたこと、その出発点は創立者が私有財産を投げ出して作ったものであることを改めて思い起こし私学の精神を復活して、山積する困難な問題を乗り込んで進んでいく大切さを強調、そのための更なる応援を出席者に要請した。
 このあと全私立学校を代表して白井克彦・早稲田大学総長が全私立大学の協力の必要性を、また森喜朗・元首相が厳しい経営環境の中で創意工夫ある大学経営で更なる発展に期待を表明した。

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