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記事2006年12月3日 2050号 (3面) 
和歌山県私学振興大会 一歩先をいく私学教育を
保護者負担の軽減決議
 和歌山県私立連合会(稲田武彦会長)は十月二十五日、和歌山市・和歌山県民文化会館で第四十回和歌山県私学振興大会(後援=和歌山県)を開催した。大会テーマは「未来にかがやく 子どもたちを育てよう―一人ひとりを生かし 可能性を伸ばす ―私立幼稚園」「高めよう教育 生かそう特色 伸ばそう私学―私立小学校・中学校・高等学校」「産業界の 即戦力・人材を タイムリーに養成―私立専修学校・各種学校」。

 開会宣言に続いて、稲田会長は「現在、教育は明治、戦後に次ぐ第三の改革であり、私学は改革の真っ只(ただ)中にある。それぞれの私学は建学の精神、学校創立の原点に立ち返り、特色ある校風、独自性を発揮し、世に問い、人々のさらなる期待にこたえる時期だ。学校運営に真剣に取り組み、『一歩先をいく私学教育』を標榜(ひょうぼう)し、世間から評価されている。われわれは自信と誇りを持って、毎日の教育活動に取り組みたいと思う」とあいさつした。
 これにこたえて、来賓の木村良樹和歌山県知事(当時)は、あいさつの中で、私学が建学の精神の下に個性豊かな特色ある人間を育成していることに対し敬意を表した。
 続いて、向井嘉久藏和歌山県議会議長があいさつ、進学やスポーツに対し目覚しい活躍を示している同県の私学教育を高く評価した。
 大会では、「一、私立学校振興助成法の主旨にのっとり、幼稚園・小学校・中学校・高等学校の教育をより振興するための助成」「二、技術革新の急速な進歩に応じて、私立専修学校・各種学校の教育施設を改善整備するための助成」「三、就園・就学に要する教育費の保護者負担の軽減」――の三項目を決議した。
 この日は、知事感謝状(九人)、会長表彰(十三人)も行われ、私学教育への貢献のあった教職員らをたたえた。
 記念講演として、「防災と救急法」と題し、五前昇氏(元日本赤十字社和歌山県支部特別指導講師、事業部長)が講演を行った。

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