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記事2006年12月3日 2050号 (3面) 
私学の特色ある記念式典・祝賀会
日本大学第二学園、トキワ松学園、柏木学園
更なる発展を誓い
日本大学第二学園 80周年記念式典


 日本大学第二学園(長谷川明理事長)は十一月五日、東京・杉並区の普門館で学園創立八十周年記念式典・祝賀会を開催、会場には日本大学第二中学高校の在校生、教職員ら約三千二百人が集まった。林俊雄・日本大学第二中学高校長の開式の辞に続いて、長谷川理事長(写真)は、同学園の八十周年を振り返った上で「有為な人材、健全な青少年育成のために積極的に取り組み、これからも生徒一人ひとりの可能性を最大限に引き出せる環境づくりに努力する」と式辞を述べた。
 来賓の小嶋勝衛・日本大学総長・理事長は、校訓「信頼敬愛、自主協同、熱誠努力」の下に、有為な人材を輩出し、進学、部活動などの面で目覚しい活躍を行っていることを高く評価し、「輝かしい伝統にたち、さらなる発展を祈念する」と祝辞を述べた。
 近藤彰郎・東京私立中学高等学校協会長(八雲学園中学高校理事長・校長)は祝辞の中で、同学園の八十年の目覚しい発展を高く評価し、「個を大事にした教育、私学の自主性・独自性を守ることが大切だ」と述べた。
 記念行事では「創立八十周年を祝う〜輝け青春 限りなく広がる夢〜」と題し、卒業生と在校生のジョイントコンサート、課外活動(部活動)の発表が行われ、そして「明日に向かって、頑張れ後輩」をテーマに、各界で活躍する卒業生からメッセージが送られた。
学園の卒寿祝って
トキワ松学園祝賀会


 トキワ松学園(西川杏太郎理事長)の創立九十周年記念祝賀会が十一月二十四日、東京・港区の高輪プリンスホテルで開かれ、元文部大臣の小杉隆・衆議院議員や近藤彰郎・東京私立中学高等学校協会長ら同学園とゆかりの深い教育関係者約二百人が同学園の「卒寿」を祝った。トキワ松学園は、創設者・三角錫子氏が二十年を超える教壇生活の後の大正五年、四十四歳で東京・渋谷に創設した常盤松女学校(二年制)が始まり。三角氏は学園を長い年限、学校に行けないが、何かをしたいと希望に燃えた子供たちのために作った寺子屋と呼び、四十九歳の若さで亡くなるまで女性の地位向上に尽くした教育者。明治四十三年に起こった私立・逗子開成中学校(現在の逗子開成学園)生によるボート遭難事故の鎮魂歌「真白き富士の根」の作詞者でもある。同学園は昭和二十年の空襲で校舎が焼失、二年後に現在の東京都目黒区碑文谷で新制中学校として再出発、現在では小学校から短大まで二千人を超える在学生を擁する総合学園に発展したが、西川理事長(写真)は百周年に向け拡張よりも中身の充実に取り組みたいと抱負を語った。

創立60周年を祝い
柏木学園式典祝賀会


 柏木学園高等学校、柏木実業専門学校、大和商業高等専修学校(以上三校は神奈川県大和市)、都筑ヶ丘幼稚園(横浜市都筑区)を擁する学校法人柏木学園は、十一月十七日、創立六十周年記念式典を柏木学園高等学校内で三百六十人の招待客を招いて開催した。なおこの日は柏木学園高等学校武道場の落成披露も兼ねて行われた。
 柏木学園は六十年前の昭和二十一年、終戦後の混乱期に珠算研究柏木塾を創設したのが始まりで、昭和二十八年、学校教育法に基づく各種学校として柏木簿記珠算学校の設置認可を取得し、次いで昭和三十九年には実業教育の充実を図って柏木実業学校と改称し、今日の礎を築いた。
 式典では、物故者への黙祷、記念事業経過報告、柏木照明理事長(写真)によるあいさつ、武道場建設関係者への感謝状贈呈などが行われ、また、鈴木恒夫衆議院議員、堀井基章神奈川県私立中学高等学校協会理事長、岩崎幸雄神奈川県専修学校各種学校協会会長、菅原一博全国経理教育協会理事長などの来賓から祝辞があった。式典に先立ち同学園高等学校書道部による書道吟、華道吟などの実演が行われ、式典後は祝賀会が開催された。


日本大学第二学園


トキワ松学園


柏木学園

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