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記事2006年12月13日 2051号 (7面) 
私学助成は必要不可欠
次代担う人づくりに一層の支援を
三重県私学大会
 三重県私学総連合会(宗村南男会長=暁学園理事長)は十月二十八日、津市のアスト津で第四十二回三重県私学大会を開催、私学へ子供を通わせる保護者や教職員など三百七十人が集まった。
 あいさつに立った宗村会長は「公立学校とは違い、公的支援がなければ保護者に負担をお願いせざるを得ない私学にとっては、非常に緊迫した状況が続いている」とした上で、「本県では、『私学が公教育の一翼を担っている』『教育を受ける権利や、教育の機会均等からして、私学助成は必要不可欠である』と理解ご支援をいただいてきた。次代を担う人づくりのためにも一層の支援をお願いしたい」と訴えた。
 来賓の野呂昭彦・三重県知事は、同県での総合計画「県民しあわせプラン」の策定を進めていることを報告し、「私立学校は公教育の一翼を担い、それぞれ独自の建学の精神に基づいた、特色ある教育活動を展開し、優秀な人材を社会に送り出してきた。今後も、社会のニーズに応える特色ある教育の実践を通じて、教育の進展になお一層のお力添えをいただくことで、本県の豊かね教育をはぐくむ人づくりの推進にご助力いただきたい」と祝辞を述べた。藤田正美・三重県議会議長は祝辞の中で、「私立学校の教育の果たす役割の重要性に鑑(かんが)み、私学の振興および発展のため、今後とも一層努力をする」と述べた。
 大会では「私立学校教職員退職手当資金給付事業に対する助成」「私立幼稚園、小学校、中学校及び高等学校の経常費助成」「私立学校保護者負担経費軽減の推進」「専修学校及び各種学校振興のための助成」「私学助成の施設設備費に対する助成」「私学助成に係る国庫補助制度の堅持」「建学の精神に基づく特色ある私学教育の振興」――の七点を決議した。
 当日は、優良教職員知事表彰、永年勤続教職員会長表彰、保護者感謝状贈呈・優良生徒児童表彰なども行われた。

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