「豊かな私学教育の振興と父母負担軽減のために」（創造性豊かな人間教育は私学でこそ、私学教育の充実と父母負担の軽減を）を大会スローガンに、第二十二回青森県私学振興大会が十月十三日、青森市・青森市民文化ホールで開催された。大会では、感謝状受賞者表彰も行われた。
　主催は青森県私立高等学校父母の会連合会、後援は青森県私学協会、日本私立小学校中学校高等学校保護者会連合会、日本私立中学高等学校連合会、青森県高等学校ＰＴＡ連合会の私学四団体。
　主催者団体の大館恒夫・青森県私立高等学校父母の会連合会長は、あいさつの中で、今後とも地域や保護者とともに期待に応えられるように努力すると述べた。
　来賓として、蝦名武・青森県副知事や衆議院議員らが次々とあいさつし、建学の精神に基づいて特色ある教育を実践している私立学校を高く評価し、期待を寄せた。
　大会では「私立高等学校経常費の維持・充実を要請する」「校舎等新増改築事業に対する特別助成の早期実現を推進する」「生徒減少期に入った今日、従前以上の公私協調による安定的収容を図り、特別補助制度の創設を推進する」――の三点を決議した。
　続いて、記念講演として、井上隆・青森大学経営学部教授が「都心部空洞化と伝統商店街衰退」―今話題のコンパクトシティとは？―と題し、講演を行った。また、青森山田高校吹奏楽研究会が生徒発表を行った。