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記事2006年10月3日 2041号 (7面) 
新校長インタビュー (135) ―― 目白学園中学高等学校
校長 野中 英雄氏
「未来力」テーマに新スタート
ラーニング、ACT、ACE柱に


 「自分の可能性を十分に発揮できる分野で自己実現を図り、未来に向かって新たな価値をつくり上げる力を『未来力』であると考えます。今年、本校は、この『未来力』をテーマに新たなスタートをきりました」
 目白学園中学高等学校(東京都新宿区)の野中英雄校長は、このように方針を示した。同校が目指すのは、未来力のある女性だ。そのために、(1)ラーニング(2)ACT(3)ACE――の三本の柱を中心に、学習プログラムや進路指導計画を立てている。
 (1)では、家庭学習の仕方やノートの取り方など学び方の学習の仕方から指導していく。(2)では、同校オリジナルの総合学習プログラムで、校外学習やキャリア教育を通して、進路指導と進学指導を行う。(3)は同校独自の英語学習プログラム(ACEプログラム)だ。ACEプログラムは、十四年度に文部科学省からSELHi(スーパー・イングリッシュ・ランゲージ・ハイスクール)の指定を受け、多くの実績を上げている。卒業生からは「目白で英語を勉強していてよかった」と喜びの声が聞かれるという。
 カリキュラムの上では、今年から週六日制をスタートさせ、従来のコース制を廃止し、「特進クラス」と「選抜クラス」の二クラス制にしたことが特徴だ。「特進クラス」は、国公立や難関私立大学への進学を目指し、ハイレベルの授業を実施している。
 選抜クラスは、高校二年から、各自の進路希望を多くの科目選択によって実現する「文理選抜クラス」と、英語学習プログラム(ACEプログラム)を推進する「英語選抜クラス」に分かれる。
 土曜日は四時間授業する。平成十八年春の四年制大学への現役進学率は70%を超えているが、今年度からより進学重視に踏み切った。
 また、海外語学研修から三カ月留学、一年留学まで、四カ国十七校に及ぶ充実した交換留学制度を行っている。
 「生徒には常に明るく、元気でと言っています。六年間で、『未来力』を伸ばして卒業させてやりたい」と意欲を示す。現在、野中校長は、目白大学で週一回「数理基礎」の授業を持つ多忙な生活を送っている。

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