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記事2006年10月13日 2042号 (2面) 
教員のICT活用指導力向上
基準の明確化を検討
文科省
 文部科学省ではこのほど「教員のICT活用指導力の基準の具体化・明確化に関する検討会」を設置し、十月五日に第一回会合を開催した。
 検討会設置の趣旨は、ICT(情報通信技術)環境を活用する教員のICT活用指導力の向上を図るため、活用指導力の基準の具体化・明確化を図って到達目標を明らかにするだけでなく、その普及・活用方策についても検討するものである。
 検討会の第一回会合では、座長に清水康敬・独立行政法人メディア教育開発センター理事長を、副座長に生田孝至・新潟大学人文社会・教育科学系長をそれぞれ選任した。今後、各委員からの意見、有識者からのヒアリング、海外や地方自治体での事例などを集約し、また、過去に示された「指導場面」等の整理、再検討を作業部会で進めることにより、年度内に報告書をまとめていくことにしている。
 今回の検討会設置の背景は、内閣に設置の高度情報通信ネットワーク社会推進戦略本部(IT戦略本部)が、今年一月十九日に「IT新改革戦略」を決定し、その中で「二〇〇六年度までに教員のIT指導力の評価の基準の具体化・明確化を行い、…全ての教員のIT活用能力を向上させる」との方策を盛り込み、今年七月二十六日には「重点計画二〇〇六」を決定し、年度内に推進する取り組みとして「教員のIT活用指導力の基準の具体化を図り、到達目標を明確にする」との具体策が盛り込まれたことにある。

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