こちらから紙面PDFをご覧いただけます。



全私学新聞

TOP >> バックナンバー一覧 >> 2005年8月13日号二ュース >> VIEW

記事2005年8月13日 1989号 (2面) 
国際化学オリンピック
私立高生メダル4個獲得
七月十六日から二十五日まで、台湾の台北で開催された第三十七回国際化学オリンピック台北大会に日本代表の私立高校生四人が出場、みごと銀メダル一、銅メダル三を獲得した。
 日本代表として台北大会に出場したのは、昨年夏に行われた「全国高校化学グランプリ二〇〇四」(主催=「夢・化学―21」委員会および日本化学会化学教育協議会)でグランプリを受賞した生徒の中から選出された、東京・武蔵高等学校三年の川崎瑛生君、東京・創価高等学校三年の鹿又喬平君、兵庫・神戸女学院高等学部二年の今村麻子さん、東京・開成高等学校の永田利明君の四人。台北大会では、川崎君が銀メダル、今村さん、永田君、鹿又君が銅メダルを受賞した。
 銀メダルの川崎君は、昨年行われたキール大会(ドイツ)に続く二年連続の出場で、キール大会では金メダルを獲得。川崎君は受賞に対するコメントの中で「なんとも言えません。悔しいです。でも昨年より楽しくやることができました」と話している。
 また、今大会で日本代表としては初めての女子代表となった今村さんは、「メダルがとれてうれしかった。面白かった」と述べた。
 国際化学オリンピックは一九六八年に東欧で始まった、高校生対象の化学の学力コンクール。五時間に及ぶ実験試験と筆記試験で力を競う。
 日本は第三十五回アテネ大会(ギリシャ)から参加、毎回好成績を収めている。
 大会への参加国・人数は年々増加しており、台北大会では、五十九カ国二百二十五人が参加した。

記事の著作権はすべて一般社団法人全私学新聞に帰属します。
無断での記事の転載、転用を禁じます。
一般社団法人全私学新聞 〒102-0074 東京都千代田区九段南 2-4-9 第三早川屋ビル4階/TEL 03-3265-7551
Copyright(C) 一般社団法人全私学新聞