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記事2005年7月3日 1983号 (2面) 
評価機関に2機構認証
大学評価と新たに高専評価
【大学分科会】
 中央教育審議会大学分科会(分科会長=相澤益男・東京工業大学長)は六月二十二日、都内で会合を開き、(財)日本高等教育評価機構、高等専門学校の評価を行う独立行政法人大学評価・学位授与機構からの認証申請を認めた。今後、分科会長らが答申文を作成し、近く認証機関として正式に認められる。(財)日本高等教育評価機構は大学の評価を行う。評価方法として、教育を中心とした十一の「基準」と、その下に設けた三十五の「基準項目」に基づき評価を行う。各大学とのコミュニケーションを重視し、評価結果が確定するまで、大学側の意見申し立ての機会を二回設けるとしている。
 一方、これまで大学・短大、法科大学院の認証を受けていた独立行政法人大学評価・学位授与機構は、今回、高等専門学校の評価を行うことを認証された。同機構が設定する十一の基本的な評価基準をもとに評価をする。各々の基準には判断に当たっての重要な要素となる「基本的な観点」を設定するとした。
 これまでに認証を受けた評価機関は、(財)大学基準協会(大学の評価)、(財)日弁連法務研究財団(法科大学院の評価)、(財)短期大学基準協会(短大の評価)、独立行政法人大学評価・学位授与機構(大学・短大・法科大学院の評価)の四つとなっている。同分科会では二機関の申請を認証したが、委員からは「複数の評価機関が存在するということに意味はあるのか。今後、評価結果の同等性、信用性について審議してほしい」などと言った意見も上がった。

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