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記事2005年7月3日 1983号 (7面) 
公費支出格差是正の請願50万人署名
埼玉私中高協通常総会
私学フェア、振興大会も開催

東海林会長

埼玉県私立中学高等学校協会(東海林敏雄会長=浦和ルーテル学院理事長)は五月二十五日、さいたま市の「ラフレさいたま」で平成十七年度第一回通常総会を開催し、十六年度事業報告のほか一般・特別会計収支計算などを承認した。当日は永年勤続者表彰も行われた。報告の中で、秋に各地区別振興大会の開催を予定していることが報告された。
 東海林会長はあいさつの中で、平成十六年十一月に実施した「学校選択の自由≠フ実現のため、公私間の公費支出格差の是正を求める請願」についての支持署名が、約五十万人に及んだことを報告し、「今後の埼玉の私学振興運動の基礎となる大きな力となった」と感謝の意を表した(請願書は十七年二月の県議会に提出され、継続審議となった)。
 十七年度署名運動の実施および各地区別集会など振興運動についての報告が行われた。同協会の振興運動の具体的実行プランは、学校だけの会と学校と保護者の会で行う各地区協議会を六月から七月に、各校・保護者一体での各地区県議への働きかけを七月から九月に、署名運動を七月から八月にかけてそれぞれ行う予定だ。さらに、「公私に格差を設けず、公平な公費支出を行うことで、学校選択の自由の実現を」運動目標に、地域に根ざした私学振興運動の推進を目指し、新たに「各地区別振興大会」を九月から十月にかけて実施する方針だ。今後、請願・県議会への陳情・知事への要望書等の提出など、署名運動を重要な手段として位置づけ取り組んでいく。
 また同協会が主管する「埼玉私学フェア2005(第十九回埼玉の私立中学・高校展)」は、大宮展(九月三十―十月三日)がそごう大宮店で、川越展(十月十三―十七日)がまるひろ川越本店で、浦和展(十一月十二・十三日)が浦和コルソで開かれる。
 「第四十回関東地区私学教育研究集会―校長研修会埼玉大会―」は十月五・六の両日、さいたま市のラフレさいたまで「選ばれる時代と私学」を研究目標に開催される。
 また、埼玉私学教育研究所が実施する「私学教育研究大会」は八月二十六日、ホテル ブリランテ武蔵野で開催され、記念講演では野原明・文化女子大学附属杉並中学高校長が「私学教師への期待」(仮題)で講演する。

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