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記事2005年7月13日 1985号 (2面) 
守山市が市立高校を無償譲渡
立命館大学の附属校に
立命館は守山市立守山女子高等学校(滋賀県守山市勝部)の運営を引き継ぎ、立命館大学・立命館アジア太平洋大学の附属校として、立命館守山高等学校を平成十八年四月一日に開校する。
 設置者変更については認可申請済みで私学審議会でも了承された。市立守山女子高校の土地建物は、無償譲渡が市議会で決定され、今後変更手続きをとることになる。教職員については、在籍中の生徒が現課程を履修して卒業するまで残り、現生徒の卒業に伴い、順次異動することになる。十八年四月からの設置者変更に伴い、十八年度卒業生からは立命館守山高等学校の卒業生となる。
 立命館守山高等学校の課程・学科は全日制課程普通科とし、男女共学になる。入学定員は二百四十人、総生徒数七百二十人。校長には川村貞夫・立命館副総長・立命館大学副学長を予定している。
 同高校は高大一貫教育を行い、理数教育と国際化教育を教育の柱とする。
 二十一世紀に求められる新基準の人材育成を目指すとして文系・理系志望にかかわらず理数科目、文社系科目の両方を全員必修とする。
 国際化教育、英語教育は、立命館大学・立命館アジア太平洋大学のメソッドに基づいて行う。また情報教育にも力を入れ、ITを活用して社会や世界に発信していく方法を学ばせる。
 最大の特徴としているのは高大一貫教育。同高校には大学院まで接続する「高大連携アドバンスト・マスター・プログラム」を設置する。希望者は高校二年次から立命館大学びわこ・くさつキャンパスと立命館アジア太平洋大学のいずれかのプログラムにのっとって学ぶことができる。これにより、高校三年間と大学・大学院五年間の合わせて八年間で修士課程を修了することができる「ファスト・トラック制」を導入する。

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